在日中国人女性の随筆  
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知られていなかった中国の観光都市――韶関市(三)
南華寺 
 韶関市街から24キロメートルに南華寺がある。 南華禅寺は、中国仏教の禅宗六祖・慧能が発展させた「南宗禅法」の発祥地であり、またそのことから、「南宗祖庭」と呼ばれる。
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南華寺
 ここは中国の仏教の有名な経典の《六祖壇経》の誕生地で、禅宗を広めた第六祖の慧能禅師の死んだままの姿がここに祀られている。ミイラ化した本当の姿は中国語で「真身」と呼ばれている。1500年の歴史を持っている南華禅寺が広東、更に東南アジアにおける最も影響力を持つ中国の重点寺院になった。日本とも縁の深いお寺でもある。
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禅宗六祖・慧能の真身

                  鑑真和上と韶関
                                 (東京都)S.U
 広州新白雲国際空港から華南第一の大河珠江の支流北江に沿って京珠高速道路を北上すること一時間半余り、北江が二股に分かれる辺りに広がる市街地が韶関である。まるで水の上に浮いているような美しい町並みだ。

 市の南部、曲江区にある南華寺(南華禅寺ともいう)は唐代に栄えた禅宗の名刹で臨済宗、曹洞宗などの宗派はその時代にこの寺から生まれた。従って禅宗の祖庭とも呼ばれている。中国特有のややオレンジがかった黄色の壁を持った廟が整然と配置された美しいたたずまいを持ち、門前には精進料理を食べさせるレストランも並んでいる。
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 この寺で忘れてならないのは八世紀に苦難の末に来日し、日本の仏教のみならず医薬、彫刻、食品など多方面に亘って日本文化の発展に多大の功績を残した鑑真和上が五度目の渡航失敗で海南島に漂着した後、韶関のこの寺に滞在していたことだ。ここで和上は目を患い遂に失明してしまう。この頃和上は和上に来日を懇請し、ずっと弟子として付き従ってきた二人の日本人僧侶を含め信頼する三人の弟子を次々と失ってしまう。それでも和上は「これ仏法のためなり、他に行かんとする者なくば我行かん」との初心を貫きここから華南と華中を隔てる嶺南山脈を越える街道を北上し江西省に入り長江に至り本拠地楊州に戻り、日本からの遣唐使の戻り船で六度目の渡航に挑み、念願の来日を果たすのである。この和上の辿った唐代に拓かれた街道が市の北部に梅関古道として保存されている。この付近は唐の頃から梅の木が多く今でも早春には道の両側に咲き競う梅花が美しい。
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 韶関を訪れたら南華寺に詣で、梅関古道に足を運び、自らは失明し、信頼する弟子を失いながら再起を図ろうとして石畳の街道を北上していった和上の不屈の意志を想い、幾多の挫折を乗り越え来日を果たした和上の日本文化に対する多大の貢献と、それに対して僧侶としての最高位を贈り、和上のために唐招提寺を創建し、最高の礼をもって報いた当時の大和朝廷と日本人たち、二千年以上に及ぶ両国交流の歴史の素晴らしい一齣を改めて反芻したい。
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by tubomim | 2006-04-24 19:10 | 2005年