在日中国人女性の随筆  
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家書万金に抵る(家书抵万金)
夜中も寝ないで押し入れを片付けていると、かつて留学に来たころに家族から送られてきた手紙の入ったこの箱を見つけた。送り主はおばあちゃん、お父さん、お母さん、弟、それに親戚…
半夜不睡觉在这里收拾壁橱,发现了这箱当年来留学时收到的家信。来自姥姥、爸爸、妈妈、弟弟还有亲戚......

Eメールがまだ普及せず、国際電話の通話料も高かったあの時代、この手紙こそが私と家族の人たちの連絡を結びつけるものだった。その当時はこの4辺の端に赤と白と青の縞模様の入ったエアメール用封筒を早く見るために、私は毎日、放課後に脚を速めて家へと急いだ。今となっては、私の前に置いてあっても開けて見てみる勇気が持てない。あの思い出に触れることが怖い。
在那个电子邮件尚未普及、国际电话费用昂贵的时代,这些信件就是我与家人联系的纽带。当年为了早点看到这个4边红白蓝道相间的航空信封,我每天放学后会加快脚步地往家赶。如今摆在我的面前我却不敢打开来看,怕去触摸那份思念。
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私は生まれてから日本に来るまではおばあちゃんとずっと一緒に暮らしていた。おばあちゃんは90歳近くになるまでずっと私に手紙を書き続けてくれたことを覚えている。年齢とともに段々と字がよく見えなくなったが、それでもよれよれの字で紙の上に彼女の私への思いと気がかりを書き綴ることを止めなかった。よれよれの字で書かれた封筒では私の住所に届かないことを心配して、毎回誰かに頼んできちんとした字で私の日本での住所を書いてもらっていた。おばあちゃんの目がどうしても見えなくなり、字が書けなくなったからも、録音テープを送ってもらったこともあった。
我从出生后到来日本前一直与姥姥住在一起,记得姥姥一直给我写信写到年近90岁。年纪大了渐渐地看不清字了,但还歪歪扭扭地坚持在信纸上写下她对我的思念与牵挂。她担心歪歪扭扭写的信封送不到我的住处,每次都是找别人工工整整地写上我的日本住址。到最后当姥姥的眼睛实在看不清,写不了的时候,我还收到过她寄来的录音磁带。

私が日本に来たばかりのころ、お父さんは私が一人でアパートに住むことを怖がっていることを心配して、わざわざ彼の学生時代に林の中で夜を過ごしたというエピソードを書いてくれたことを覚えている。今となってはおばあちゃんもお父さんもいなくなった。これらの手紙を見るとどうしても思い起こさずにはいられない。
记得在我刚来日本时,爸爸怕我一人住小公寓害怕,还专门写了一个他学生时代住树林的小故事。如今姥姥、爸爸都已经走了,看到这些信件又不由得想起了她(他)们。

その後、国際電話の通話料が値下がりし、さらに時代が経つとEメールやmsn、Skypeなどによって、これらの赤白青のエアメール用封筒の出番がなくなってしまった。この十数年は年賀状を除くと家族から手紙が来ることはほとんどなかったが、先月に北京のお母さんから手紙を受け取った。なにか手紙を書かなければならない大事な用件があるのかと思い、急いで開けて見ると、実は小象の専攻を心配していたのだった。私はどうしてエアメール用封筒を使わなかったのかと聞いてみた。お母さんは今となってはなかなか手に入らないと言った。今晩、私はこのお母さんからの久々の手紙もこのダンボール箱に入れて、押し入れへと持って行った。ずっしりとした重さを感じた。中身はすべてこれまでの家族の思い出である。
后来国际电话费用便宜了,再后来E-mail、msn、Skype等等,让这些红白兰相间的航空信封没机会登场了。最近这十多年来,除了贺年卡很少收到过家里人的来信,但上个月却收到了一封来自北京妈妈的来信。赶紧拆开来看,有什么要紧的事情一定要写信呢,原来是担心小象报考的专业。我问怎么没用航空信封呢,妈妈说如今不好买了。今晚我把这封久违的妈妈来信也放在这个纸箱里,抱着送回壁橱,感觉沉甸甸的,里面全是彼此的思念。

家书抵万金((ことわざ))=旅先で受け取る家人からの手紙は万金の値打ちがある。
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by tubomim | 2013-04-29 01:30 | 2013年